名古屋名物というイメージの強い天むすだが、津市大門の専門店「千寿」が発祥。初代おかみの故水谷ヨネさんが生み出したアイデア料理は全国でも親しまれている。
食べやすさと栄養を両立させようとした創意工夫が天むすの原点だ。天ぷら店を営んでいた水谷さんが1955年ごろ、一緒に店を切り盛りする夫の昼食としてえび天を具にしたおむすびをこしらえた。
これを常連にも出すようになり「天むす」と命名。あっさり塩味が食べやすいことも水谷さんが見いだした。
3代目の福田尚美さん(43)は「素材にこだわり手作りの温かみがある元祖の味を守りたい」と意気込む。
同店からのれん分けした名古屋市中区大須の「千寿」は30年ほど前に開店。名古屋に天むすを定着させ、近年の名古屋めしブームで全国に広める役目を担った。
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