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飼っていたフェレットを虐待する映像を、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に投稿していた男が11日、神奈川県警に逮捕された。動物愛護法違反の疑いで逮捕されたのは、電機メーカー大手「ソニー」に勤務する神奈川県厚木市の森山慎一容疑者(30)。調べに対し「フェレット以外にも、ハムスターなど約30匹を虐待して殺した」と供述しており、県警は余罪を追及している。虐待映像が公開された今年3月3日以降、県警には約1000件もの苦情が寄せられていた。
フェレット虐待男は、インターネット掲示板に虐待の様子を詳細に書き込み、その映像を公開していた。
最初の書き込みは、3月3日の午前1時すぎ。「みんなの家のフェレットは面白そうだな。うちなんて、こんな感じだよ。噛(か)み付き亀じゃないんだから。ニッパで歯を切っているから噛まれたところで、ちょっと痛いだけなんだけどね」という文章とともに、動画へのリンクを掲載した。
動画は46秒間。森山容疑者がフェレットの頭を叩いたり、のどを押さえて呼吸ができないようにしていた。フェレットがもがき苦しむ声も収録されていた。
掲示板上では、すぐに「虐待だ」「通報する」との声が上がったが、森山容疑者は「警察に告発しようとかまわないけど、飼育の仕方と知識に対して、至らない部分があったということを説明するだけ」と虐待ではなく“しつけ”だとしていた。
その後、森山容疑者が1月に別の映像を投稿していたことが発覚。映像は約20秒間で、フェレットはあおむけのまま手足がけいれんし、同容疑者が猫じゃらしのねずみのおもちゃを体にはわせていた。同容疑者はこの映像とともに「おれとしては、ねずみを必死に追いかけないと、フェレット失格だと思うのだが。ちなみに30分位、この姿勢でいられます。ガンジー主義か?」と記していた。
3月中旬以降、ネット上には警察に捜査を要請する嘆願書が作成された。県警には、フェレット愛好者や動物愛護団体などからの通報や苦情が、約1000件にも及んだという。
これらの動きを受け、森山容疑者は3月18日、「フェレット達には謝ります。また、今後、動物の飼育もやめます。私にも親・兄弟・会社の人など、それなりに悲しんでくれる人がいます。あとは刑事責任を取るということで許していただけないでしょうか」などとする謝罪文を書き込んだ。
森山容疑者は、大手メーカーのソニーに勤務。調べに対し「仕事が思い通りにいかず、ストレスのはけ口としてやった。2005年11月ごろからフェレットやハムスターなどを2、30匹殺した」と余罪があることも供述している。一方で「動物に自我はない」などと、あくまで虐待ではないと主張しているという。
◆フェレット イタチ科に属する。体長は約35~50センチ。寿命はペット用で6~10年ほど、狩猟用で10~12年ほどとされる。値段は毛色によって決まる。3~5万円が主流だが、珍しいものだと10万円超も。トイレのしつけもでき、大きな声で鳴かないことなどから、日本でも1990年代から、ペットとして人気が高まってきた。
(2007年4月12日06時04分 スポーツ報知)