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プレイステーション3販売開始 秋葉原の家電量販店には約1,800人の列、2時間半で完売
ソニー・コンピュータエンタテインメントは11日、家庭用ゲーム機の新機種「プレイステーション3」の販売を開始した。10日から大勢のプレステファンが量販店に列をつくった。
ヨドバシカメラ秋葉原店には、プレイステーション3を買い求めるために、およそ1,800人が集まった。
最初に並んだ人は「(午後)9時半くらいに来たんですけど、たまたま自分が一番になっちゃったんですよ。すごくラッキー」と話した。
男性は「(仕事帰り?)まったくその通りで。疲れました。(なぜPS3?)いろいろゲームを見ても、(PS3は)いろいろ新しいことができる」と話した。
ヨドバシカメラ秋葉原店では午前7時、カウントダウンと同時に大きな拍手が沸き起こり、プレイステーション3人の発売が開始された。
ソニー・コンピュータエンタテインメントの久夛良木 健(くたらぎ・けん)社長は「きょうは、早朝からこんなにたくさんの人が待ってくれてうれしいし、感謝しています」と語った。
PS3を買った人は「買っちゃった。ははは。買っちゃいました」、「ずっと並んでた分、うれしさはありましたね」などと話した。
午前9時半、ヨドバシカメラ秋葉原店では、用意していた1,800台が開店から2時間半後に完売した。
プレイステーション3は、実写のようなハイビジョン画質と、次世代DVDの「ブルーレイディスク」も鑑賞できる高機能が特徴となっている。
しかしその一方で、ハードディスク容量が20GBの低価格機で、希望小売価格は4万9,980円と、家庭用ゲーム機としては高額となっている。
プレイステーション3に対して迎え撃つのは、12月2日に発売を予定している任天堂の「Wii(ウィー)」。
片手で持ったコントローラーの動作がそのまま画面に表れるのが特長で、誰でも楽しめる操作性と、2万5,000円という低価格をアピールしている。
さらに、2005年に「Xbox360」をいち早く発売したマイクロソフトは、11月2日に低価格版「Xbox360 コアシステム」を2万9,800円で追加発売した。
ソニーのブルーレイディスクに対抗し、「HD DVD」の再生装置を付属品として販売、国内2強に戦いを挑む。
過熱化するゲーム機戦線に鳴り物入りで投入されたプレイステーション3だが、アキレスけんも見え隠れしている。
当初2006年の春だった発売予定は、複製防止技術の決定がずれ込んで大幅に延期された。
さらに、ブルーレイディスクの基幹部品の量産体制の遅れがたたり、発売初日の国内出荷台数もわずか10万台と、プレイステーション2発売時の10分の1での船出となったほか、年内の世界向け出荷計画も400万台から200万台へと、半減を余儀なくされた。
一方、親会社ソニーはといえば、2006年9月、中間連結決算が、ノートパソコン用電池の不具合にともなう回収費用や、ゲーム部門の不振が響き、本業のもうけを示す営業利益は、前年同期比91%減の62億円と大幅減益となった。
ソニーグループ全体にとっても負けられない戦いとなる年末商戦、今後の行方が注目される。
[11日20時20分更新]
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